UbuntuはKubernetes向けの先進的なプラットフォームです
Google、Microsoft、Amazon、Cisco、IBMなどがUbuntu上でクラウド向けKubernetesサービスを実行していますが、それは当社が最新のカーネルで最新のコンテナ機能を提供することを重要視しているためです。だからこそUbuntuはオンプレミスのエンタープライズ向けKubernetesにとっても最善の選択肢であり、Microk8s、kubeadm、Charmed Ubuntu KubernetesはすべてCanonicalによってサポートされています。
認定済みパブリッククラウドおよびオンプレミスインフラストラクチャ
Ubuntu上のマルチクラウドKubernetes
パブリッククラウドからプライベートデータセンターまで、ベアメタルから仮想化インフラストラクチャまで、幅広いクラウドでテスト済みのピュアアップストリームKubernetes(K8s)を、以下のオプションから選択できます。
アップストリームK8sのオプション
MicroK8s
ワークステーションとアプライアンス
- シングルパッケージのインストール
- アップストリームリリースの追跡
- Istio、組み込みレジストリ
- ローカルインスタンスストレージ
Microk8sはラピッドイテレーション向けの高速で効率的なアップストリームK8sとして開発者に人気です。また、IoTやアプライアンス向けのセキュアで堅牢なK8sとしても人気があります。
Charmed Kubernetes
推奨マルチクラウドクラスター
- ベアメタル、VMware
- AWS、Azure、Google、Oracle、Rackspace、OpenStack
- パブリッククラウドLBaaS(Load Balancer as a Service)、ストレージ、ネットワーキングの統合
- 高可用性の組み込み
- Istioとレジストリの組み込み
- 適切なアップグレード
- 自動スケーリング
複数の物理マシンまたは仮想マシンでのK8sクラスターのデプロイ、スケール、アップグレード。長期サポートと運用の自動化。Graylog、Prometheus、Grafanaとの統合。
Charmed Kubernetesの特長
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マルチクラウド
AWS、Azure、Google、Oracle、Rackspace、SoftLayer、またはプライベートVMwareやOpenStackで安定してデプロイおよび運用されます
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Kubernetesの最新状態を維持
Canonicalでは、新しい安定版アップストリームK8sの各リリースやエッジビルドへのアップグレードが可能であり、必要に応じてすぐに最新バージョンに移行できます
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セキュア
CanonicalのK8sディストリビューションの各コンポーネントはセキュリティメンテナンスを受け、すべてのコンポーネントがTLS暗号で通信します
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サポート
CanonicalによるK8sのエンタープライズ向けサポートは、一連のSLAと物理/仮想/クラウドの選択肢と合わせて、標準のUbuntuサポートパッケージに含まれています。Canonicalは、カーネルからK8sまでフルスタックをサポートします
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拡張可能
標準オープンソースのログ記録、モニタリング、アラート、ストレージ、ネットワーキング、コンテナランタイムを容易に統合。詳細なカスタマイズのためのコンサルティングを提供しています
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マネージドKubernetes
リクエストに応じて、Canonicalのリモート運用部門がお客様の代わりにオンプレミスまたはお客様の選択したパブリッククラウドでKubernetesを構築および運用します。お客様の運用部門へのクラスター管理の引き渡しは、必要な時にいつでも行っていただけます
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GPUとCUDAに対応
K8sでの機械学習、AI、トランスコーディングのワークロードを加速するため、GPGPUリソースを自動的に検出し、構成します
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コンバージド
ストレージ、ネットワーキング、コンピュートは当社のハイパーコンバージドリファレンスアーキテクチャにオーバーレイされ、リソースの効率的な使用と高可用性フェイルオーバーが確保されます
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準拠
Charmed Kubernetesはこれまで一貫して、K8sテストスイートのパフォーマンスとAPI仕様準拠の分野をリードしてきました
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回復力
Charmed K8sのデプロイは高可用性の設計になっており、ダウンタイムなしでアップグレード可能です
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ベアメタル
ベアメタルサーバー上でデプロイすることで、高可用性、GPGPUの自動検出、ソフトウェア定義ストレージ(SDS)を持った最高のパフォーマンスが可能になります
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ネイティブ
ストレージ、アイデンティティ、その他のサービスを最適化するために、下層のパブリッククラウドSaaS(Software as a Service)との統合が可能です
Charmed KubernetesはOpenStack、VMware、ベアメタルと完璧に適合します
あらゆるマルチクラウド業務にとって、Kubernetesが運用レイヤの新しいスタンダードであることは間違いありません。Canonicalは、OpenStack、VMware、パブリッククラウド、MAAS(Metal as a Service)を伴ったベアメタルクラスター上で、DevOps(開発と運用)部門向けにオンデマンドでのK8sを可能にします。
CanonicalのKubernetesのディストリビューションにより、エンタープライズ全体を網羅した「Containers as a Service」の提供が可能になります。各プロジェクトは集中型の運用管理により、任意の規模の標準化されたK8sをオンデマンドでスピンアップできます。
- Ubuntuによるマルチクラウドでのワークロードの移植性
- OpenStack、VMware、AWS、GCP、Azureでの、LBaaSなどの仮想基板機能、ストレージ、ネットワーキングとの密接な統合
- Google、Azure、AWSのK8sサービスと同じUbuntu OSおよびカーネル
- Charmed Kubernetesとkubeadmを使ってデプロイされたK8sのサポート
- CNCF Kubernetesバイナリのサポート
- GPGPU、FPGA、SR-IOVのワークロードに対するPCIデバイスパススルー
- NVIDIAとGoogleによるAIと機械学習の最適化
- Google、Azure、AWS上のパブリッククラウドK8sに適合するFlavours
- 標準アップストリームKubernetes、CNCFビルドが利用可能
- CI/CD向けサードパーティ認定ソリューションのポートフォリオ
- Day-2オペレーションのカプセル化と標準装備
- K8sのリリース間のアップグレード保証
- Ubuntuと同様のCanonicalによるセキュリティアップデート
- Dockerおよびコンテナランタイムとの完全なOCI互換性
- PrometheusおよびELKのログ記録とモニタリングの標準装備
- ストレージ、ネットワーキング向けの拡張可能なサードパーティのエコシステム
ネットワーキング
Kubernetesではお客様のネットワーキングの実装に以下の基本要件が課されます
- すべてのコンテナが、NAT不要で他のすべてのコンテナと通信可能
- すべてのノードが、NAT不要ですべてのコンテナと通信可能(その逆も可能)
- コンテナがそのコンテナ自身を参照するIPが、他のコンテナがそのコンテナを参照するIPと同じ
Kubernetesは、Container Network Interface(CNI)をネットワークプロバイダーとKubernetesネットワーキングとの間のインターフェイスとして使用します。CNIは、Cloud Native Computing Foundationプロジェクト傘下のライブラリ定義とツールセットです。
CNIプラグイン
Ubuntu K8sはCalicoやFlannelなど複数のテスト済みCNIプラグインによって、事前にパッケージ化されています。CanonicalのKubernetesのディストリビューションはオープンで拡張可能です。お客様が自由にCNIプラグインを取り込み、Charmed Kubernetesを拡張できます。
- コンテナや仮想マシンに対するセキュアなネットワーク接続性
- カプセル化されていないフラットなレイヤ3ネットワーク
- 完全にルーティング可能なIPアドレス
- ベアメタルのパフォーマンス
- オーバーレイのサポートのためのIP-in-IPトンネリング
- ダイナミックネットワークセキュリティルール
- コンテナ間の通信、仮想マシンのワークロード、ベアメタルのホストエンドポイントの詳細な制御
- 本番環境の規模
お客様のプライベートクラウドネットワークのアンダーレイ(物理または仮想ホスト間を接続するネットワーク)の支援には、Canonicalがハイパースケールパブリッククラウドとの協業を通して得た、大規模なマルチテナント運用におけるクラウドネットワークのパフォーマンスとセキュリティのベストプラクティスのダイナミクスに関する優れた知見を活用いただけます。
ストレージ
Kubernetesは多数のプラグインシステムを提供しており、さまざまな種類のストレージシステムで以下のことを行えます
- 必要に応じたストレージの自動作成
- スケジュールされたコンテナでのストレージの使用
- 不要になったストレージの自動削除
ストレージ機能一式とプラグインエコシステムの拡張性を向上させるため、Kubernetesは新たな戦略としてContainer Storage Interface(CSI)を発表しました。現時点ではベータ版です。CSIによって、ストレージプラグインをKubernetes GitHubツリーから独立して開発し、コンテナ化を行い、標準Kubernetesプリミティブを通じてデプロイし、ユーザーが使い慣れたお気に入りのKubernetesストレージプリミティブ(PersistentVolumeClaims, PersistentVolumes, StorageClasses)を通じて利用できます。Charmed Kubernetesの次期ドットリリースではCSIへのアーリーアクセスが提供されます。
エンタープライズ向けのKubernetesを開始する
Canonicalはコンサルティング、サポート、マネージドK8sパッケージを提供します。
Kubernetesコンサルティングパッケージ
Kubernetes Explorer
23,500ドル
1回限りの料金
Canonical Kubernetesとツールに関する3日間のトレーニングです。お客様のKubernetesのスキルを強化し、独自環境でのデプロイを可能にします。
内容:
- Kubernetesとコンテナの基礎
- リファレンスアーキテクチャ
- 複数の基板でのデプロイ
- セキュリティとパッチ
- モニタリングとログ記録
- ライフサイクル管理
- バックアップとリカバリ
Kubernetes Discoverer
45,000ドル
1回限りの料金
仮想化環境、プライベートクラウド、パブリッククラウドでのデプロイなど、お客様の要件に合わせたカスタムアーキテクチャを 1 週間で構築して運用します。
内容:
- 可用性の高いKubernetesをパブリッククラウド、VMware、OpenStackでデプロイ
- お客様のワークロードに合わせて最適化されたカスタムKubernetesアーキテクチャ
- Calico、Canal、Flannelのネットワーキング
- 3 日間の対面でのCanonical Kubernetesオンサイトトレーニング
Kubernetes Discoverer Plus
95,000ドル
1回限りの料金
お客様の要件に適したモジュール式のエコシステムによる本番稼働レベルのKubernetesクラスターを、3週間で構築して運用します。仮想化環境またベアメタルをデプロイします。
内容:
- 可用性の高い本番稼働レベルのKubernetesをパブリッククラウド、VMware、OpenStack、ベアメタルでデプロイ
- GPUアクセラレーション
- 永続ボリューム用ストレージ
- カスタムネットワーキングのオプション
- 管理プラットフォーム
- プライベートレジストリ
- ロードバランサー
- アプリケーションカタログ
- 2日間の対面でのKubernetesオペレーターへのオンサイトでの知識提供
DiscovererおよびDiscoverer Plus向けのAI(人工知能)/ ML(機械学習)アドオン
機械学習のツールと運用を幅広く理解するためにK8sワークショップを活用してください。開発者ワークステーションからデータセンターやパブリッククラウドまで、完全なAI分析パイプラインの構築が可能です。GPGPUの統合、パブリッククラウドの最適化、KubeflowやTensorflowなどのツールが対象です。ワークショップには独立系のデータサイエンティストによる評価が含まれています。Canonicalはハードウェア、クラウド、データ分析の大手企業との協力により、お客様のAI戦略への統合のための幅広い選択肢を提供しています。
Kubernetesエンタープライズ向けサポート
UbuntuのKubernetesエンタープライズ向けサポートは、Ubuntu Proの一部としてCanonicalが提供しています。また、Ubuntu Proには長期のセキュリティメンテナンス、カーネルのライブパッチ、カーネルからコンテナまでフルスタックのミッションクリティカルなインフラストラクチャのサポートが含まれています。Canonicalは、パブリッククラウド、VMware、OpenStack、ベアメタルでのUbuntu上のK8sをサポートしています。
Ubuntu | Kubernetes向けUbuntu Pro | マネージドKubernetes | ||
---|---|---|---|---|
サポートなし | スタンダード | アドバンスト | マネージド | |
ノードあたりの価格(物理) * | 0ドル | 750ドル/年 | 1,500ドル/年 | 4,380ドル/年 |
ノードあたりの価格 (virtual) * | 0ドル | 250ドル/年 | 500ドル/年 | 1,460ドル/年 |
電話およびウェブチケットによるサポート | なし | 平日の午前8時~午後6時 | 毎日24時間 | 毎日24時間 |
業界有数のクラウド運用ツール(Ubuntu、MAAS、Juju、LXD) | ||||
K8sのデプロイ、実行、拡張、アップグレード | ||||
モニタリングとログ記録 | ||||
Landscapeによる管理 | ||||
Livepatch | ||||
Knowledge Base | ||||
高可用性サポート | ||||
Canonicalのクラウドエキスパートによる24時間体制のリモート運用、スマートアラート、予防的なモニタリング | ||||
災害時の復旧 |
* 最低価格が適用されます
マネージドKubernetes
手頃な予算、信頼性、サポート
プライベートKubernetesクラスターはパブリッククラウドに対してコスト競争力がなければなりません。また、迅速で信頼できる必要があります。Canonicalは、大規模Kubernetesにおける経験と複雑な規制要件への適合によって、SLAを満たす効果的で回復力のあるプライベートKubernetesクラスターを提供します。
経済性
予測可能な設備投資(CAPEX)と予測可能な運用コスト(OPEX)は、長期間にわたる密度の効果が直接お客様の利益として表れることを意味します。
信頼性
Canonicalによって構築されたKubernetesクラスターはすべて、新しいバージョンにいつでもアップグレードできます。
ピュアアップストリーム
Canonicalは、Googleやコミュニティと直接協力してピュアKubernetesの体験をオンプレミスで提供し、Google GKE、Amazon EKS、Azure AKSなど、すべてのパブリックKubernetesサービスとの互換性を最大化します。
お客様のマルチクラウド戦略に適合
固定ワークロードと可変ワークロードの両方でレイテンシと価格を最適に組み合わせるため、Canonicalではマルチクラウドの運用戦略をお勧めします。Canonicalはすべての大手パブリッククラウドのリーディングパートナーであり、プライベートとパブリックの両方の運用に対してクラウドニュートラルなアドバイスを提供できます。ワークロードにとって最適な場所は、慣習ではなく経済性を基準にして決定する必要があります。自由に選択できることが鍵となります。
フルマネージドKubernetes
- 密度とパフォーマンスの管理
- ベアメタルの速度対応コンテナ
- 長期的なワークロードに対するCAPEX
- 規制対応
- データ主権
- 既存のフットプリント
マルチクラウド対応
- LBaaS、ストレージ、ネットワーキングなどのクラウド機能との密接な統合
- 変動の大きい負荷に対する弾力性
- 低レイテンシに対する多くのリージョン
- 必要に応じたOPEX
- ネットワークの切り離し